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初詣

 初詣に行ってきた北野さんが、帰宅時に驚いた話。
「友達の男連中と行ったから、もう境内でお酒飲み始めちゃったのね」
 すると誰かが倒したコップ酒が、北野さんが買ったばかりのお守りを酒浸しにしてしまった。
「カビちゃうと不潔だから、家に着いたらすぐ拭こうとして」
 札を取り出そうと、お守りの中に指を入れると、鋭い痛みを感じた。
 ――え。
 目の前に持ってきた親指と人差し指が、カッターで切り取られたように抉れていた。刃物の類は入っていなかった。
 どくどくと流れる血を眺めながら、北野さんはただただ驚いたという。
「その時はビックリして終わりだったけど……二、三日たってなにか物凄く厭な予感がし始めて。なにか取り返しのつかないことをしちゃったんじゃないか、なにか罰が落ちるんじゃないかって思い始めちゃって……」

 北野さんの不吉な一年は、始まったばかりだ。


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