怖い話 - 人から聞いた怖い話-実話恐怖話コレクション- ホーム » 怖い話 » 鰻弁当

鰻弁当

恐い実話体験談

 二年前。夏。
 釜田とはポスティングのバイトで一緒になった。
 素寒貧だった私と釜田は、東新宿の事務所近くの、異常な安さを誇るスーパーで弁当を買っていた。
 その日も、私は六十円のオニギリを二つと五十円のパンを、釜田は二百二十円の半額弁当を買った。
「鰻って足、生えてる?」
「馬鹿か」
「ほら、見てよ。ここ」
 タレで茶色に染まり波打った肉から、茹でた海老のような赤さの足が一本、生えていた。
 指で触れると、ぷちんとはじけ、茶色い液体を弁当内にぶちまけた。虫を潰したときのような匂いが鼻を衝いた。
 それから鰻は専門店でしか食べないことに決めている。

ブログパーツ
コメント
非公開コメント

安い鰻はウーパールーパーで代用していると業界の方から聞いたことがあります。繁殖させ易いから一時期ブームになったけど本当に良く増えるから廃棄にも困って回転寿司だとかに流したり(今でも)そんなに飼育が容易なら飼いたい…ウパかわいい(><)

2014-07-13 08:25 │ from るらーURL

トラックバック

http://kowahana.blog.fc2.com/tb.php/6-bd9ad24d